NHKで放送されている探検ロマン世界遺産は、見ているだけで旅行気分に浸れる番組ですね。再放送やdvdなどを見ながらスペシャルな時間をお過ごしください。
本サイトの『探検ロマン世界遺産 dvd』は、・・・・・


管理者のわたしは、海外旅行専門の旅行会社で二十数年間、世界遺産見学ツアーを含む色々なツアー手配に携わってきています。一応、部長です(^^ゞ
海外旅行のプロと自負しています。

番組制作会社の海外旅行番組制作のお手伝いをしたこともあります。

nhkの世界遺産dvd
そのような経験の中で、わたしだったら、
「ここの世界遺産をぜひお勧めするのになぁ〜」とか、
「せっかくここに行くのだったら、ここも紹介すべき!!」
というようなことが、本当に多いです。

そんな、他のサイトでは紹介できないような、
プロから見た世界遺産の楽しみかた、行きかた、などを紹介します。

ゆっくりと見て、楽しんでくださいね♪


そして、感動を再び・・・・・・・・・・・
NHK-DVD 世界の夕景 世界遺産を巡る旅


長崎県には、現在、全国の約15パーセントものキリスト教信徒が在住し、キリスト教文化の色濃い地域です。

このことは歴史が物語っていることだと思います。踏み絵、キリシタン大名などですね。

2007年にユネスコの世界遺産暫定リスト(文化遺産)に登録された「長崎の教会群とキリスト教関連遺跡」は、長崎県の西部海岸沿いと五島列島の島々に点在する教会群とその関連遺跡を指します。

登録を目指しているのは、原爆被爆後に再建された大浦天主堂をはじめとする以下の資産です

旧羅典神学校、黒島天主堂、旧五輪教会堂、青砂ヶ浦天主堂、頭ヶ島天主堂、田平天主堂、旧出津救助院、出津教会、大野教会、堂崎教会、旧野首教会、江上教会、宝亀教会、原城跡、吉利支丹墓碑、日野江城跡、日本二十六聖人殉教地、ド・ロ神父遺跡、サント・ドミンゴ教会跡など。

長崎の教会群とキリスト関連遺跡は、ユネスコの文化遺産登録基準の2,3,4,5を満たすとしてその認定が待たれています。具体的には次の点があげられています。なかでも基準6は、その迫害と殉教の歴史を前面に押し出し、この遺跡の独自の特徴を示しています:

基準6 
長崎の教会群とキリスト教関連遺産は、迫害と殉教、また世界史に類を見ない250年の潜伏からの劇的な復活という世界に大きな衝撃と感動を与えた出来事の直接的な舞台である。さらに、本資産は日本の著名な文学作品の主題及び舞台になっており文学史のなかでも重要な位置を占めている。

また、400年を経て今なおカクレキリシタンに歌い継がれている「オラショ」は、宣教師によりもたらされた典礼音楽のグレゴリオ聖歌や16世紀のスペインの一地方の聖歌を原形とし、当時の形態を伝承するものである。」

基準6にみるように、長崎の教会群は、為政者によって弾圧されてきた歴史を伝える負の遺産です。長崎に投下された原爆の傷跡同様、こうした負の遺産も二度とその過ちを犯さないよう警鐘を鳴らす存在として受け継いでいくべきものだと痛感します。


スポンサードリンク
世界遺産劇場で何でしょう?

劇場が世界遺産になっているの?と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

現在日本で14箇所がユネスコの世界遺産に登録されています。文化遺産が11箇所、自然遺産が3箇所です。

その日本全国の世界遺産を舞台に、劇場空間を設定し、わが国を代表するアーティストらがパフォーミングを繰り広げるのが、「世界遺産劇場」です。世界遺産をより多くの人びとに理解していただき、ユネスコの運動の普及と啓発を目指す活動のひとつです。

1972年、ユネスコは「世界遺産条約」を採択しました。貴重な文化遺産を次の世代へ世界的な協力によって受け継いでいくためです。その後、2003年には「無形文化遺産の保護に関する条約」を採択しました。有形の遺産に限らず、広く無形の文化遺産も後世に伝えていくためです。

ユネスコ創立60周年を記念し、日本では、誕生60年を迎える、「民間ユネスコ協会」が中心となり、2006年5月、奈良・東大寺大仏殿から始まり、2008年までの3年間、「世界遺産劇場」のアートプロジェクトを実施しています。

有形・無形の文化遺産に広く焦点をあて、世界遺産のある地域の人びとがその文化遺産を資源に、地域の風土にちなんだ個性と誇りを創造していこうという企画です。

2006年は、狂言の野村万作らの出演で、奈良・東大寺で世界遺産劇場が会されました。

そしてそののちに、それを皮切りに、厳島神社、下賀神社で「世界遺産劇場」と題した、伝統芸能、舞台芸術、コンサートが実施され、2007年度は、日光の社寺、熊野古道(紀伊山地の霊場と参詣道)、姫路城での公演が予定されました。

第6回目にあたる姫路城での公演は、2007年11月2日でした。森山直太朗と今井美樹を迎えてのコンサートです。日本を代表するトップアーティストが世界遺産の姫路城で繰り広げられた最高の空間、劇場でした。

このような世界遺産劇場をNHKでも放送されているのかなぁ〜?わたしは知らないのですが、dvdなどにもなっているのでしょうね。

スポンサードリンク
姫路城は、1993年にユネスコの世界遺産「文化遺産」に登録されました。兵庫県姫路市にある国の特別史跡で、その白漆喰の城壁の美しさから「白鷺城(はくろじょう)」と呼ばれている城です。

この姫路城も含め、松本城、彦根城、犬山城を、「国宝四城」といいます。なかでもこの姫路城は、南北朝時代の築城といわれ、築城以来の姿を良く残し、「天下の名城」と呼ばれています。

2006年には「日本の100名城」のひとつに選定されました。

現在、江戸時代以前に建造された天守を有する城郭は、全国に12箇所しか存在していません。ただし、戦前、戦後と天守の修理には膨大な費用がかけられてきました。

1964年当事で約10億円相当です。さらに2009年からの大修理(予定)は、10億円以上かかると予定されています。

世界文化遺産としては、文化遺産の登録基準の基準1、4を満たすと求められました:

基準1:人類の創造的天才の傑作を表現するもの。 
基準4:人類の歴史上重要な時代を例証する、ある形式の建造物、建築物群、技術の集積、
     または景観の顕著な例。 

ICOMOSは、登録前の1992年9月と1993年4月に調査を行い、以下の点を優れていると評価しています:

●木造建築物として建物の容積と配置について絶妙にバランスが取られ、漆喰の城壁を持つ
 優れた美をもっていること。
 
●明治以前の封建制度の象徴であること。
 
●日本の木造建造物として最高のものであること。 

登録地域は、中曲輪より内側となっており、さらにその周囲がバッファゾーンとして指定されています。また、ICOMOSは、さらに登録後も1993年8月に調査を行っています。

姫路城には、宮本武蔵の妖怪退治の伝承などが残り、小説では、吉川栄治『本武蔵』や泉鏡花『天守物語』にも登場します。

またその美しさから、多くの映像作品(『暴れん坊将軍』『水戸黄門』など)で江戸城などの代わりとして用いられています。

テレビなどご覧になられた方も多いのではないでしょうか。


スポンサードリンク
文化遺産にしろ、自然遺産にしろ、「すぐれた普遍的価値をもつ」ことが「世界遺産」への登録の条件です。

ただし一方、人類差別や戦争など、人類が犯してしまった罪を証明するものなども、また逆の意味で私たちに忘れてはならない教訓を伝えてきています。

これらの物件は、「負の世界遺産」として呼ばれ、世界遺産に登録されています。


負の世界遺産
●アウシュヴィッツ=ビルカナウ強制収容所・・・ナチス・ドイツがユダヤ人を虐殺した収容所。

●トリニダード(キューバ)・・・ロス・インヘニオス渓谷と共に1988年に世界文化遺産に登録。

●ロベン島(南アフリカ共和国)・・・人種隔離政策に反対された人たちが収容されました。
 マンデラ大統領が幽閉された島。

●ゴレ島(セネガル)・・・奴隷貿易の拠点だった島。

●バーミヤン遺跡・・・タリバン政権によって破壊された遺跡。

●原爆ドーム(日本)・・・核兵器の悲惨さを伝える建物。広島原爆でかろうじて残った、
 元広島県産業奨励館。

人類が犯した悲惨な出来事を人びとの記憶にとどめ、二度とその過ちを繰り化さないようにするために登録されたのが、負の世界遺産です。

ただし、これらの他にも、鉱山や工場の遺構など、負の遺産と呼べるものは多数存在し、その定義ははっきりされていません。しかし、この日本にも原爆ドームが存在しています。

世界遺産をめぐる活動の中心である、ユネスコ憲章の前文には、「戦争は人の心の中で生まれるものであるから、人の心の中に平和のとりでを築かなければならない」とあります。

教育や文化の振興を通じて、戦争の悲劇を繰り返さない、というユネスコ設立の理念を考えるとき、日本の原爆ドームは、不燃的な負の価値を有するものであることは確かだと感じます。


スポンサードリンク

関連タグ : 世界遺産, 負の世界遺産,