世界遺産とは

ここでは、「世界遺産とは」 に関する記事を紹介しています。
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管理者のわたしは、海外旅行専門の旅行会社で二十数年間、世界遺産見学ツアーを含む色々なツアー手配に携わってきています。一応、部長です(^^ゞ
海外旅行のプロと自負しています。

番組制作会社の海外旅行番組制作のお手伝いをしたこともあります。

nhkの世界遺産dvd
そのような経験の中で、わたしだったら、
「ここの世界遺産をぜひお勧めするのになぁ~」とか、
「せっかくここに行くのだったら、ここも紹介すべき!!」
というようなことが、本当に多いです。

そんな、他のサイトでは紹介できないような、
プロから見た世界遺産の楽しみかた、行きかた、などを紹介します。

ゆっくりと見て、楽しんでくださいね♪


そして、感動を再び・・・・・・・・・・・
NHK-DVD 世界の夕景 世界遺産を巡る旅


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毎年海外旅行を楽しむ人が増える中で、最近では何か目的意識がある人が増えています。現地しか手に入らない食材を使った美味しい食べ物、現地でしか買えないものや現地では日本で購入するより格安なショッピング、観光など。

ここ数年、注目を浴びているのは、「世界遺産めぐり」です。

ユネスコの世界遺産活動は、1960年代に始まったエジプトのアスワンハイダム建設に伴う水没の危機からヌビア遺跡群を救おう、とした、ヌビア水没遺跡救済キャンペーンから始まりました。

世界60カ国の援助、技術支援で、ヌビア遺跡内のアブ・シンベル神殿が移築されたのです。大・小2つのアブ・シンベル神殿は、この移築により、もとの位置からそっくり60m上に移動しました。

これをきっかけに、開発から歴史的価値のある遺跡、建築物、自然などを国際的に守ろう、という機運が生まれました。

アスワンハイダムは、アスワンの町から南方12kmの地点にある幅3600m、高さ111mの巨大なダムです。体積は2億379万m2、東京ドームの約164個分のエジプトが誇る巨大な建築です。

ここから上流にかけて全長500kmにおよぶ人造湖、ナセル湖が続いています。琵琶湖の7.5倍といわれます。

スーダンとの国境に近いことから、このあたりは長い間、外国人の旅行は政府によって制限されてきました。

しかし、今、ピラミッドやスフィンクスと並び、このアブ・シンベル神殿はエジプト観光の目玉になりつつあります。ナセル湖では、アスワンハイダムとアブ・シンベル宮殿を結ぶクルーズ船が運航中しています。

ナセル湖に沈む、真っ赤な夕日を眺めながら、水没をかろうじて免れた神殿を臨むとき、そのあまりの大きさ、雄大さに息を呑みます。すばらしい夕日、朝日です。

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関連タグ : 世界遺産, エジプト, アスワンハイダム建設, アブ・シンベル神殿, ナセル湖,

世界遺産の登録には、「顕著で普遍的な価値」をもつことが大前提ですが、さらに世界文化遺産、世界自然遺産それぞれに一定の基準が設けられており、少なくともそれらのうちの1つを満たしていると判断されることが世界文化遺産登録への条件です。

世界文化遺産の登録基準
 1.人類の創造的才能を表現する傑作。

 2.ある期間を通じて、または、ある文化圏において、建築、技術、記念碑的芸術、都市計画、景観デザインの発展に関し、人類の価値の重要な交流を示すもの。
 
 3.現存する、または、消滅した文化的伝統、または、文明の、唯一の、または少なくとも稀な証拠。
 
 4.人類の歴史上重要な時代を例証する、建築様式、建築物群、技術の集積、または景観の優れた例。
 
 5.特に、不可逆的な変化の中で存続が危ぶまれている、ある文化(または、複数の文化)を代表する伝統的集落、または、土地利用の際立った例。 

 6.顕著で普遍的な意義を有する出来事、現存する伝統、思想、信仰、または、芸術的、文学的作品と、直接に、または、明白に関連するもの(この基準は他の基準と組み合わせて用いるのが望ましいと世界遺産委員会は考えています)。

たとえば、日本の世界文化遺産のひとつである、「法隆寺地域の仏教建築物」の場合、上記の基準の1、2、4.6の基準を満たしていることが認められています。また、「原爆ドーム」は6の基準を、「紀伊山地の霊場と参詣道」については基準の2、3、4、6を満たしているとして、それぞれ登録されました。

一方、2007年に暫定リストに記載された富士山の場合、1990年代初めからユネスコ世界遺産への登録運動が行われてきました。当初は、世界自然遺産への登録を求める方向でしたが、環境整備が整わず、現在はその歴史的背景から文化遺産への登録を求めています。今後、国際記念物遺跡会議による調査が行われることになります。



テレビ中継などの影響や、世界遺産に認定された後の観光客目当ての観光産業から、現在、世界中の注目を浴びているユネスコの世界遺産。各国がそれぞれ暫定リストを提出し、登録を待っているものが多数あります。

暫定リストというのは、各国が5年から10年以内の世界遺産への登録を目指し、世界遺産委員会へ提出するリストです。したがって、たとえ各国が暫定リストに掲載し、世界遺産委員会に提出されたとしても、実際、世界遺産委員会がその「顕著で普遍的な価値」を認めたことではありません。

ICOMOS(国際記念物遺跡会議)が、現在暫定リストに登録されているものに対して、登録の延期や非登録の勧告を行ったものなどもあります。

また、世界遺産は登録された後にも、保全状況を6年毎に報告し、世界遺産委員会での再審査を受けなければならないようなシステムにより将来にわたって継承していくための保護と管理がなされることも求められます。

これは何を意味するかというと、一度登録されたもののその登録を抹消されるケースもあり得るということです。

その具体的な例のひとつをご紹介します。

オマーンのアラビアオリックス保護区(自然遺産)です。

アラビアオリックス保護区は、自然遺産の登録基準10を満たすと認められ、1994年に世界自然遺産に登録されました。



基準10とは生物多様性の本来的保全にとって、もっとも重要かつ意義深い自然生息地を含んでいるもの。これには、科学上、または、保全上の観点から、すぐれて普遍的価値を持つ絶滅の恐れのある種の生息地などが含まれます。




基準への該当の根拠は、

絶滅が危惧されるアラビアオリックスの野生の生息地を限定する地理学的・自然地理学的な構造を含んでいる。


オリックス以外の絶滅危惧種の生息地でもある。

しかし、1996年には450頭のアラビアオリックスが生息していたにもかかわらず、その後その数は減少し、現在は65頭に減ってしまったのです。減少の要因は、密猟と環境悪化です。

オマーン政府は保護地域の面積を9割削減することを決定しましたが、世界遺産委員会は、「オマーン政府の決定事項は本物件の世界遺産登録の根拠となった普遍的価値を損なうものである」と判断し、危機遺産にも登録せずに、本物件の登録抹消を決定したのです。





現在、世界中の注目と期待を集め、日本でもTBSの放送でひときわ有名になった世界遺産。しかし、その登録をめぐって幾つかの問題が指摘されています。

そのひとつが、「文化遺産と自然遺産の数の不均衡」です。


文化遺産と自然遺産の数の不均衡


2007年現在、登録されている世界遺産は総数で851件です。そのうち文化遺産は660件、自然遺産は166件、複合遺産は25件です。

文化遺産、自然遺産、複合遺産とは何でしょうか?


文化遺産
顕著な普遍的価値を有する記念物、建物群、遺跡、文化観など。


自然遺産
顕著な普遍的価値を有する地形や地質、生態系、景観、絶滅のおそれのある動植物の生息・生息地などを含む地域。


複合遺産
文化遺産と自然遺産の両方の価値を兼ね備えている遺産。
2003年には、民族の無形文化財や口承による伝承文化も遺産の対象として保護していく「無形遺産」も世界遺産に編入するようになりました。






文化遺産が自然遺産の4倍近いという不均衡の理由のひとつは、自然遺産の保護が難しい、ということがあります。

つまり開発と保全の摩擦が生じ易いということです。たとえば、自然遺産に登録されている、中央アフリカ共和国の「マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園」やインドの「マナス野生生物保護区」など、危機遺産に登録されています。



文化遺産と自然遺産の登録数の不均衡のもうひとつの理由は、自然遺産の場合、対象となるのはひとつの山や谷、というのではなく、ある程度の面積をもつ地質、生態系、景観などの全体です。したがって、1つの教会、遺跡、という文化遺産と比べ、その「普遍的な価値」の見極めが非常に難しいということがあります。

また、登録の条件として、登録された後、将来にわたって継承していくための保護や管理がなされていることが必要とされます。そのために登録後、保全状況を6年ごとに報告し、世界遺産委員会での再審査が行われます。

しかし生態系全体の保全は非常に難しく、またその評価もあいまいで困難です。

しかし、「普遍的な価値」を持っている、と共に、これからもずっと「持っていて欲しい」ものとして、文化遺産と自然遺産、共に認め、保全に努めていきたいと思います。


世界遺産リストへの登録は、1972年のユネスコ総会で採択された「世界遺産条約」(「世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約」)に基づいています。これは登録されると、その後、将来にわたって継承していくための保護や管理が求められます。

このような景観や環境の保全の義務づけのために、周辺地域の観光産業、遺産周辺の開発や住民の生活に大きな影響をもたらして、摩擦やトラブルを起こすことが多々あります。

1996年に世界文化遺産に登録された、ドイツの「ケルン大聖堂」は、ゴシック様式の大聖堂です。そして、ゴシック様式の建築物としては世界最大のものです。

ユネスコの世界遺産に登録されたのちに、周辺の高層建築物計画による景観破壊が問題となりました。

そのため2004年には危機遺産に指定されました。から、大聖堂の周囲に高さ規制を敷くなどの努力の結果、近隣の高層ビル建設との摩擦が緩和されました。

同様にドイツの「ドレスデン・エルベ渓谷」も、2004年に世界文化遺産に登録されました。ところがその後2006年にはユネスコの世界遺産委員会により、「危機にさらされている世界遺産」リストに登録し、世界遺産リストそのものからの除去される可能性もある、との警告がありました。

理由は、交通渋滞の解消のために、エルベ渓谷を渡る橋の建設が計画されているから、というものです。橋の建設により、一帯の文化的景観が損なわれ、「顕著で普遍的な価値」という文化遺産としての要件が認められなくからとの理由です。

これらの2例は、世界遺産と周辺地域の開発との摩擦の例です。その他、周辺地域の観光産業や住民の生活への影響としては、日本の白川郷・五箇山の合掌造り集落の例が挙げられます。

岐阜県・富山県の白川郷・五箇山の合掌造り集落は、登録後、観光客が激増しました。それにより観光産業は潤ったのですが、これらの集落には現在も住民が生活しているのです。その日常生活を一部の観光客が覗き込むなどのトラブルが多発しています

関連タグ : 世界遺産, ケルン大聖堂, ドレスデン・エルベ渓谷, 白川郷・五箇山合掌造り, 保全,

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