危機遺産

ここでは、「危機遺産」 に関する記事を紹介しています。
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管理者のわたしは、海外旅行専門の旅行会社で二十数年間、世界遺産見学ツアーを含む色々なツアー手配に携わってきています。一応、部長です(^^ゞ
海外旅行のプロと自負しています。

番組制作会社の海外旅行番組制作のお手伝いをしたこともあります。

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そのような経験の中で、わたしだったら、
「ここの世界遺産をぜひお勧めするのになぁ~」とか、
「せっかくここに行くのだったら、ここも紹介すべき!!」
というようなことが、本当に多いです。

そんな、他のサイトでは紹介できないような、
プロから見た世界遺産の楽しみかた、行きかた、などを紹介します。

ゆっくりと見て、楽しんでくださいね♪


そして、感動を再び・・・・・・・・・・・
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現在、日本で世界遺産に登録されているのは全部で14件。うち、自然遺産は3件、文化遺産は11件です。

2007年のニュージーランにおける第31回ユネスコ世界遺産会議で島根県「石見銀山遺跡とその文化的背景」が文化遺産に登録され、石見銀山に続け! と、各地でますます世界遺産登録運動が盛り上がりをみせています。

そして日本が暫定リストに挙げているのは次の8件です:

●文化遺産
・古都鎌倉の寺院・神社ほか(1995年1月)
・彦根城 - (1995年1月)
・平泉の文化遺産 - (2001年6月)
・富岡製糸場と絹産業遺産群 - (2007年1月)
・長崎の教会群とキリスト教関連遺産 - (2007年1月)
・飛鳥・藤原の宮都とその関連遺産群 - (2007年1月)
・富士山 - (2007年1月)
・国立西洋美術館本館 - (2007年9月)

●自然遺産
・小笠原諸島 - (2007年1月)

●複合遺産
なし

日本全国にわたり、さらに多くが暫定リストへ、世界遺産登録へとキャンペーンを繰り広げています。

可能性が高いのは、まず、北海道の「クリスキー自然保護区と国後の自然遺産」です。ロシアも登録を検討中で、IUCNもその自然の価値を評価しています。
さらに北海道では、霧で有名な「摩周湖」、「函館要塞」などです。

また、北海道、青森、岩手、秋田でそれまで別々に運動をしていた「道南・北東北の縄文遺跡」も一括して運動をし、可能性を高めています。また、山形の「出羽三山と最上川が織りなす文化的景観」は文化庁の第1回暫定リスト公募への応募から審査を継続中です。
関東地方では、栃木県の「足尾銅山」。

2007年ニュージーランドでの第31回ユネスコ世界遺産会議で島根県の「石見銀山遺跡とその文化的景観」が文化遺産に登録されたのに続き、この栃木県の足尾銅山や、新潟県の佐渡銀山なども運動中です。

その他、「天橋立」、「立山・黒部」、「善光寺」、大阪の「太陽の塔」「四国八十八所霊場と遍路道」「四万十川」「鳴門海峡」など、運動を展開中です。
また、無形文化遺産として、岐阜県「長良川鵜飼」が運動中です。

その地域の方々がどれほどその物件を大切な遺産として保持していこうとしているか、よくわかりますが。うがった見方をすれば、世界遺産になることで観光産業が潤うのではとの悲しき地方行政の表れかもしれません。

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関連タグ : 世界遺産, 暫定リスト, 遺産登録キャンペーン, クリスキー自然保護区, 長良川鵜飼,

「顕著で普遍的な価値」をもつと、世界遺産委員会によって認定されたものが世界遺産リストに登録されます。しかし、世界遺産に登録されたものでもその「顕著で普遍的な価値」の保持が危ぶまれると「危機にさらされている遺産(危機遺産)」のリストに記載されます。

この危機遺産リストに登録されると、世界遺産基金からの資金支援や国際的な支援を受けることが可能になります。政情不安や財政難に苦しむ国家にとって、危機遺産リストに登録されることは大きな意味を持つこととなります。

危機遺産リストに登録されたことで、近隣の開発に歯止めをかける圧力となることもあります。


文化遺産
●「決定的危機」
・ヴィエリチカ岩塩坑(ポーランド)・・・湿気により岩塩のモニュメント類が劣化。
・バーミヤンの大仏・・・ターリバーンにより破壊。
・古都ザビード(イエメン)・・・コンクリート建築の増加によって伝統的な景観が失われつつある。
・フィリピン・コルディリェーラ・・・棚田群後継者不足や品種改良の弊害など多面的要因によって二千年来の景観が崩壊しつつある。

●「潜在的危機」
・ドレスデン・エルベ渓谷・・・橋の建設計画が持ち上がり、世界遺産リストからの抹消が継続審議されている。
・ドゥブロヴニク旧市街(クロアチア)・・・旧ユーゴスラビア紛争の影響。
・チャン・チャン遺跡地帯(ペルー)・・・建材である日干し煉瓦の風化が進行。


自然遺産
●「決定的危機」
・ガランバ国立公園(コンゴ民主共和国)・・・キタシロサイが激減。
・スレバルナ自然保護区(ブルガリア)・・・農薬の汚染が深刻化し、世界遺産登録抹消も検討。
・ヴィルンガ国立公園(コンゴ民主共和国)・・・ルワンダ内戦によって難民の流入が深刻化。

●「潜在的危機」
・ニンバ山厳正自然保護区(ギニア/コートジボワール)・・・鉱山開発が環境破壊につながっている。
・アイル・テネレ自然保護区(ニジェール)・・・トゥアレグが起こした内戦に脅かされた
・マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園(中央アフリカ)・・・密猟が横行し、公園スタッフの殺害なども起きた。

ユネスコの世界遺産は、登録された後も6年ごとにその保全状況をユネスコに報告し、再審査を受ける必要があります。

たとえば、城と歴史ある村落で有名なドイツのドレスデン・エルベ渓谷は、昔、交通渋滞の解消のために橋の建設が計画されました。しかし、建設された場合、景観の広がりが分断されてしまうとして、世界遺産委員会は、「危機遺産への登録」および、世界遺産リストそのものからの除去の可能性も警告しました。橋の入札が停止されたことで、登録抹消されることはなくなりました。

しかし現在も危機遺産リストに挙げられています。

このように世界遺産としての「顕著で普遍的な価値」が危ぶまれると、危機遺産リストの登録、さらには世界遺産登録の抹消という措置がとられることになります。

一方、いったん危機遺産に登録されても、その後の努力で後世へ残されると判断された場合には危機指定を解除されることもあります。
2007年ニュージーランドで行われた第31回世界遺産委員会で、危機遺産に登録された物件は3件、危機指定を解除された物件は4件です。


危機遺産に登録された物件

●ガラバゴス諸島(エクアドル 自然遺産)
観光開発の拡大、移住者の増加により外来種の移入が生じている。

●ニオコロ・コバ国立公園(セネガル 自然遺産)
密猟とダム建設計画による危機に晒されている。ダムの建設計画地が登録地近くの上流であるため。

●サマッラ考古都市(イラク 文化遺産)
イラクの政治的不安のため遺跡の多くの保護が危ぶまれている。

危機遺産とは、「後世に残すことが、難しくなっている遺産」のことを言います。
「危機」の種類には、密猟や砂漠化などの「確定された危機」、道路やダムの建設計画などの「潜在的な危機」の2種類があります。

世界遺産の中で、自然災害、武力紛争、都市・観光開発、大規模工事、商業的密猟などで、普遍的な価値を損なうような深刻な環境にあるものは「危機遺産リスト」に登録されます。

リストに載ったものは国際的な協力のもとに保全計画が立てられ、緊急に処置をとっていきます。

危機を脱すれば「危機遺産リスト」からはずされますし、危機が解決できない場合は世界遺産から抹消されることもありえます。実際に世界遺産から抹消された遺産も存在します。


危機遺産(危機にさらされている世界遺産)リスト

( )内は記載された主な理由

エルサレム(ヨルダン申請) エルサレム旧市街と城壁 (急速な都市化)
ペルー  チャン・チャン遺跡地帯 (潮風による浸食、遺跡の盗難)
インド  マナス野生生物保護区 (ボードー族の占拠、耕作地の拡大、密猟)
ギニア/コートジボワール ニンバ山厳正自然保護区 (鉄鉱石の採掘計画、難民の流入)
ニジェール アイルとテネレの自然保護区 (市民暴動)
コンゴ民主共和国 ヴィルンガ国立公園 (難民流入とそれにより生じる森林伐採)
エチオピア シミエン国立公園 (人口増加、道路建設)
コンゴ民主共和国 ガランバ国立公園 (密猟)
コンゴ民主共和国  オカピ野生生物保護区 (武力抗争、動物の殺害、施設の略奪など)
コンゴ民主共和国  カフジ=ビエガ国立公園 (難民の流入、軍隊の潜伏)
中央アフリカ マノヴォ=グンダ・サン・フローリス国立公園 (治安の悪化、密猟)
コンゴ民主共和国 サロンガ国立公園 (密猟、不法侵入)
イエメン 古都ザビド (都市化)
パキスタン ラホールの城塞とシャリマール庭園 (道路拡張)
エジプト アブメナ (漏水とそれによる崩壊の恐れ)
フィリピン フィリピンの山地の棚田群(管理体制の不備)
アフガニスタン ジャームのミナレットと考古遺跡群(倒壊の危機、盗掘)
アフガニスタン バーミヤン渓谷の文化的景観と考古遺跡群 (崩壊の恐れ、劣化、略奪・盗掘)
イラク アッシュール(カラート・シャルガート)(ダム建設による水没の恐れ)
アゼルバイジャン シルヴァンシャー宮殿と乙女の塔がある城壁都市バクー( 地震による被害、都市化)
コートジボワール コモエ国立公園(密猟、過放牧)
イラン バムとその文化的景観(早急の修復が必要)
タンザニア キルワ・キシワニ遺跡群とソンゴ・ムナラ遺跡群(海水の浸食、管理不十分)
チ リ ハンバーストーンおよびサンタ・ラウラの硝石工場群(地震の影響、劣化)
ベネズエラ コロとその港(豪雨被害、開発)
セルビア コソヴォの中世建築群(政治不安による管理不備)
ドイツ ドレスデンのエルベ川流域(橋梁建設による景観破壊の恐れ)
イラク サマッラ歴史地区(情勢不安のため管理が不十分)
エクアドル ガラパゴス諸島(環境業の拡大、移入種の増加)
セネガル ニオコロ=コバ国立公園(密猟、上流でのダム建設計画 
※完成すれば河川枯渇の恐れがある)

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