世界無形遺産とは

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日本の文化財保護法は、「演劇、音楽、工芸技術その他の無形の文化的所産で我が国にとつて歴史上又は芸術上価値の高いもの」を無形文化財とし、そのなかでも特に重要なものを「重要無形文化財」として指定できると規定されています。

たとえば、「備前焼」といった工芸や「人形浄瑠璃文楽」、「能楽」といった芸能です。

これらの日本の重要無形文化財と同様、世界中には、「無形」であるが素晴らしい遺産があります。

ユネスコは2003年第32回ユネスコ総会において「無形文化遺産保護条約」を採択しました。それに基づいて登録される予定の世界的な価値のある無形の文化財を「世界無形遺産」といいます。

対象となるのは、劇、民族音楽、ダンスなどの芸能や、社会的習慣、儀式、祭礼、伝統工芸技術、文化空間などです。

有形の世界遺産については、1972年採択の世界遺産条約「世界の文化遺産および自然遺産の保護に関する条約」でリストアップされていました。

しかし、口承文学や芸能などの無形の文化財を曽野枠組みのなかで保護することが難しい、ということで「無形文化遺産」として新たな枠組みが作られたのです。


世界無形遺産リストには、次の2種類があります

●「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」(代表リスト)

●「緊急に保護する必要のある無形文化遺産の一覧表」(危機リスト)

具体的には、エジプトの叙事詩「アル・シラー・アル・ヒラリア」(口承の伝統と表現)、イタリアの「シシリアの人形劇」(芸能)、コロンビアの「バランキーヤのカーニバル」(儀式および祭礼)などがあります。

アジアでは、たとえば、インドの「ラーマーヤナの伝統演劇」、大韓民国の「バンソリの詠唱」(芸能)などがあります。

日本でも、2001年に「能楽」(芸能)が、2003年に「人形浄瑠璃文楽」(芸能)、2005年には「歌舞伎」(伝統芸能)が、それぞれリストに掲載されました。

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