世界遺産とは

ここでは、「世界遺産とは」 に関する記事を紹介しています。
本サイトの『探検ロマン世界遺産 dvd』は、・・・・・


管理者のわたしは、海外旅行専門の旅行会社で二十数年間、世界遺産見学ツアーを含む色々なツアー手配に携わってきています。一応、部長です(^^ゞ
海外旅行のプロと自負しています。

番組制作会社の海外旅行番組制作のお手伝いをしたこともあります。

nhkの世界遺産dvd
そのような経験の中で、わたしだったら、
「ここの世界遺産をぜひお勧めするのになぁ~」とか、
「せっかくここに行くのだったら、ここも紹介すべき!!」
というようなことが、本当に多いです。

そんな、他のサイトでは紹介できないような、
プロから見た世界遺産の楽しみかた、行きかた、などを紹介します。

ゆっくりと見て、楽しんでくださいね♪


そして、感動を再び・・・・・・・・・・・
NHK-DVD 世界の夕景 世界遺産を巡る旅


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どのような基準で世界遺産に認められ、登録されるのでしょうか?

世界遺産リスト登録までを説明します。

1.登録を求める地域の担当政府機関が候補地を推薦し、「暫定リスト」(※1)を提出します。
 
2.ユネスコ世界遺産センターが評価を依頼します。

 ●文化遺産候補については、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)が現地調査をし、報告します。
 ●自然遺産候補については、国際自然保護連合(IUCN)が現地調査をし、報告します。

 3.評価を受けて、ユネスコ世界遺産センターが登録推薦を判定します。

 4.世界遺産委員会で最終的な審議が行われ、認められれば正式登録となります。

登録に必要な要件は、「顕著で普遍的な価値」をもつことです。

文化遺産、自然遺産ともに登録の基準が定められており、少なくともその1つは満たしていると判断されることが必要です。さらに、登録後は、将来にわたって継承していくための、保護管理が求められることになります。

登録後、保全状況が6年ごとに報告され、世界遺産委員会で再審査を受ける必要があります。

※1「暫定リスト」とは、世界遺産の登録の前に各国がユネスコ世界遺産センターに提出するリストのことです。
暫定リストへの掲載に当たって、世界遺産委員会は、条約締結各国に次の点を求めています。


1.その遺産の「顕著で普遍的な価値」の厳格な吟味。

2.保全活動の適正な実地。

日本では、文化遺産候補については文化庁、自然遺産候補は環境庁、林野庁がおもにに担当します。さらにこれに文部科学省、国土交通省などで構成される世界遺産条約関係省連絡会議で推薦物件が決定されます。そしてこれが暫定リストとして、外務省を通じてユネスコに提出されます。


世界遺産は、人類共通の財産という意見にはみなさんも賛成いただけると思います。その世界遺産について豊かな知識と理解を深めることで、世界遺産から多くのことを学ぶことができます。そしてその知識を生かして世界遺産の啓発と保全活動に協力していくということは素晴らしいことでないでしょうか。


「世界遺産検定」(正式名称:世界遺産学検定)は、世界遺産の素晴らしさ一人でも多くの人に伝え、その輪を全世界の人々に広げていくために、世界遺産検定実行委員会(NPO法人世界遺産アカデミー)が実施する資格検定です。

世界遺産について造詣が深ければ、その世界遺産を見る目も変わってきて旅行自体が最高のものになります。

さらに、その知識の理解度や習熟度を評価し、総合的に測ることができれば、学習の励みにもなるのではないでしょうか。

「世界遺産検定」の検定料の一部は、世界遺産アカデミーを通じて、世界遺産保護活動のためにユネスコ世界遺産センターの「世界遺産基金」へ寄付されますから、受験することで世界遺産の保護に参加することにもなります。といって、何回も何回も初級を受けるのも何なんだとは思いますが・・・・。



検定は初級、中級、上級の3つに分かれ、それぞれの出題範囲は以下のとおりです


●初級

世界遺産の基礎的知識、日本の世界遺産、世界の主要な世界遺産。

※公式テキストブック第1巻~第3巻のなかから80パーセントを出題。
初級は、更に「ブロンズ」「シルバー」にわかれ、同一問題で60パーセント以上の正解率がブロンズ、80パーセントの正解率でシルバーとそれぞれ認定されます。



●中級

初級の「シルバー」を取得された方のみが受験可能です。全5科目のなかかれら選択します。
・ヨーロッパ(東・西・南・北・中央)
・東アジア(日本・中国・韓国・ロシア・NIS諸国・オセアニア)
・北米・中米・南米
・アフリカ
※境界エリアにある世界遺産に関するは、エリアをまたいで出題される場合もあります。また、今後、登録状況などによりエリア区分の見直しがある場合もあります。
中級は、さらに「ゴールド」と「プラチナ」にわかれ、ゴールドは、80パーセントの正解率で認定、プラチナはゴールドを2科目取得された方が認定されます。



●上級
中級の「プラチナ」を取得された方のみが受験可能です。上級は「マイスター」と呼ばれ、具体的なプレゼンテーション方式の検定です。取得者は世界遺産アカデミー・オープンカレッジ専任講師ならびに、世界遺産アカデミー企画・監修のフィールド・トリップのコーディネーターとして登録されます。




関連タグ : 世界遺産, 世界遺産検定, 世界遺産アカデミー, 世界遺産基金, マイスター,

エジプトにあるアスワンハイダムは、ユネスコの世界遺産活動の発端となったところです。この巨大なダムを建設することにより、アブ・シンベル神殿をはじめとするヌビア人の建設群が水没の危機にさらされることになったからです。

アスワンハイダムの建設計画がもちあがったのは1960年代です。そしてドイツとソ連の協力によって完成したのは、1970年でした。爆発的に増加する人口に対して、毎年氾濫するナイル川を何とかコントロールし、エジプトの農業生産を向上することで問題の解決を図ろうとイギリス支配時代にイギリスが着工し、1902年に完成したダムがありました。アスワンダムです。当時としては世界最大のダムでした。

しかし結局、この計画はうまくいかず、アスワンハイダムの建設に至ったのです。

アスワンハイダムからアブ・シンベル神殿へと向かう道程はひたすら砂漠のなかを抜ける、果てしない、気が遠くなるような時間です。アブ・シンベルまであと1時間ほどのところにトシュカと呼ばれる町があります。この地は、アスワンハイダムができる前はナイル川の氾濫で時おり水が流れ込むことがありました。現在、このトシュカの町で、エジプト政府が推し進めているのが、「トシュカ・プロジェクト」です。アスワンハイダムの建設でできた人造湖、ナセル湖の水を運河によって砂漠へ運び、耕地を造成するという途方もない計画です。

660億US$という膨大な費用を要し、急ピッチで進められた結果、ポンプが完成、2002年には運転を開始しました。

農業生産は向上し、電力供給も安定しました。しかし、ここでまた新たな問題が起きています。

スーダンとの国境まであとわずかのこのヌビア地方は、世界で最も日照率の高い地方といわれ、朝晩、夏冬の寒暖の差が激しい、典型的な砂漠気候なのです。

ところが、アスワンハイダムの建設、およびナセル湖ができたことで、ダムや湖の水面から水蒸気があがるようになり、雨雲が発生するようになったのです。

この自然バランスの変化は、砂漠に緑をもたらす一方で、洪水が起こらなくなったことで土壌に塩分がたまってしまい農産地を塩田のように変えてしまうという、環境破壊をもたらしてもいます。塩害が新たに人びとを悩ませるようになったのです。

洪水から人びとの生活を守るために作られたダム、その建設のために移築を迫られた古代遺跡、多くの犠牲を払って完成したダムは、本当に人びとの幸せをもたらすのか、世界遺産の発祥の地は、今も目を離せない問題が山済みされています。

「顕著で普遍的な価値」が認められ、一定の条件を満たすと判断されると、ユネスコ世界遺産委員会によって、世界遺産に登録されます。

しかし、登録と同時に、またはその後の保全状況の報告、再審査によって、その「顕著で普遍的な価値」が危ぶまれると、「危機遺産」(「危機にさらされている遺産」)と指定されます。それでも、その後の努力で後世へ残されると判断された場合は、危機指定を解除されることもあります。

2007年にニュージーランドで行われた第31回世界委員会では、新たに危機遺産に指定された物件が3件あった一方で、保全の努力が認められ、危機指定を解除された物件が4件ありました。


危機指定を解除された物件は下記の通りです。

●カトマンズ盆地(ネパール 文化遺産)
急激な都市開発で2003年に危機リストに記載されました。その後、ネパール政府の歴史遺産保護のための努力が認められ、危機リストから除外されました。

●リオ・プラターノ生物圏保護区(ホンジュラス 自然遺産)
1996年、木材の伐採、狩猟、農地拡大により危機リストに記載。その後、ホンジュラス政府による是正努力により危機リストから除外されることになりました。

●エヴァーグレース国立公園(アメリカ合衆国 自然遺産)
周辺の都市開発や公害、ハリケーン被害で1993年に危機リストに記載されましたが、修復のための科学的、経済的努力により危機を脱したと認められ、危機指定を解除されました。

●アボメーの王宮(ベナン 自然遺産)19844年発生の竜巻被害により、1985年に危機リストに記載。世界遺産基金の援助とベナン政府の保全計画の効果が認められ、リストから除外されることになりました。


各国の保全努力で危機リストから除外される物件がある一方で、オマーンのアラビアオリックス保護区のように危機遺産リストに挙げられるまもなく、登録抹消されてしまった物件もあります。

オマーンなどでは、あまり世界遺産の保存ということに関して、あまり関心がなかったのかもしれません。正直、国政のためにそれどころではないといったところでしょうか?

アブ・シンベル神殿は1960年代のアスワンハイダム建設で水没を危惧されました。これはアスワンの南280km、アスワンハイダム建設によってできた、人造湖であるナセル湖のほとりに位置しています。



アブ・シンベル神殿は、今から約3300年前の古代エジプト新王国時代第19王朝のラメセス2世によって建設されました。ラメセス2世は、自己顕示欲が強かったのか、カルナック神殿やルクソール神殿にも自分の巨像を残しています。

大神殿正面には高さ20メートルの4体のラメセス2世像がそびえたっています。あまりの大きさに圧倒されてしまいます。その巨像の上にずらりと並んでいるのが、日の出を喜ぶ22体のヒヒ。ユニークなその姿には、思わず笑みがこぼれます。

入り口手前には、戦争捕虜のレリーフが残ります。

アフリカ系の捕虜など、その顔つきは明らかにアラブ系とは異なります。

アブ・シンベル神殿、正確にはアブ・シンベル大神殿の横には、大神殿にそっと寄り添うように、ラメセス2世が王妃フェルトアリのために建造した岩窟神殿であるアブ・シンベル小神殿があります。
4体のラメセス2世と、2体のネフェルトアリ像、さらに足元には彼らの子どもたちの像が刻まれています。

アブ・シンベル神殿では、夜、観光客に人気の音と光のショーが催されます。ユネスコによる神殿の救済から始まり、ラメセス2世とその妃ネフェルトアリの夫婦愛、戦いの歴史が星空のもとで繰り広げられます。

昼間のあの暑さがうそのように、ナセル湖から涼しい夜風がそよいできます。

ライトアップされた大・小のアブ・シンベル神殿を見ていると、悠久の時間の思いを馳せると共に、このすばらしい遺跡がダムの水の底に沈まなくて本当に良かった、とつくづく思います。


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